お手紙 ― 2024/10/23 12:09

ありがとうございます😊
上にあるのは、クッキー編集部の抽選プレゼントのステッカーです。
芦原妃名子先生のご冥福を心よりお祈りします。 ― 2024/01/31 16:34
Xにどうしても書けずにいました。
今回のことは、細部まで原因を調査するべきだと思います。
犯人探しや何かを批判するためではなく、今後、同じことを起こさないためにです。
誹謗中傷はいけません。
特に、不特定多数の人間が匿名で個人を叩くのは卑怯であり、叩く側もバランスを失いかねません。やめましょう。
そして、そのことと、原因を追求することは別のことです。
私の小説を原作とするドラマはすばらしいものでした。
本編のプロデューサーおよびスタッフの方は原作に敬意を払い、私の意見も尊重してくださいました。俳優さんも全員、原作者ですと挨拶すると歓待してくださいました。
最後の方は原作と違いますが、信じてお任せしました。
それでも放映中は消耗しました。
自分を覗き込まれて削られていくような感覚があり、言語化するためにあてのない小説を書いたほどです。
不全感はその後、近い状態になった同業者と話して発散するまで続きました。
そういったストレスのもとで、何回も製作者とやりとりをして、漫画を描きながら慣れない脚本を執筆したなど、想像を絶します。
芦原妃名子先生の血を吐くような言葉を、無駄にしてはいけないと思います。
うやむやにしていただきたくないです。
これまで多くのテレビドラマを楽しんできた、物語を作る側の人間として、業界の自省能力、自浄作用に期待します。
私にテレビドラマを好きで居続けさせてください。
関係者様、どうかお願いします。
芦原妃名子先生、安らかにお眠りください。
「これは経費で落ちません!8〜経理部の森若さん〜」 ― 2021/04/08 23:07

2ヶ月連続刊行ということになります。
表紙の森若さんは私服ですよ!
太陽くんが転勤になってから始めての刊ですね。
5月にもう一冊、「レンタルフレンド」という単行本が出ます。
3冊連続刊行なので細かいことが結構あって、年明けから忙しかった。コバルトを書いていたときを思い出しました。
次はゆっくり書きます。
本をぜんぜん読んでないんですよ。この慌ただしさが落ち着いたら、目標決めて読者をしたいと思います。
「コーチ! はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル」 ― 2021/04/08 22:53

小説現代2月号で発表になったものの続きです。
ことりちゃんは26歳。はげまし屋楠木事務所に勤めるコーチです。
コーチとは、オンラインで達成したい目的のための相談に乗って励ますお仕事です。
これを書いたのはコロナの自粛の真っ最中でした。
個人的にも考えることが多くて迷いながら書きました。
ことりも迷っています。
いつもは勢いで書き切ることが多いのですが。今になるとそういううろうろした感じも面白いかな?と思ったりします。
「コーチ! はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル」 ― 2021/02/03 16:42

「コーチ! はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル」
頑張れ頑張れ。あなたならできる!の励まし屋、アラサー女子のことりちゃんとクライアントの話です。
文芸雑誌に小説を掲載する、というのは私の目標のひとつでした。雑誌掲載という形が好きなのです。雑誌コバルトの掲載も依頼があったら断ったことはなかったし、シリーズ以外のものでもいいなら必ずシリーズ外の読み切りを書いていました。
もともと短編を書くのが好きだからね。
文芸誌に載る、というのは、一般小説を書くならクリアしたいステージのひとつです。
私にとってはもうひとつ、小説現代というのはセンチメンタルな目標でもあります。
私は2002年の小説現代新人賞の最終選考で落ちています。
発表があったのは2002年の春。
落ちて神を呪って小説家になるのをいったん諦めて、就職活動して、就職が決まったのでバイクで長期ツーリング行くことにしました。
行く前にまだ出せるの一本あったなと思って、集英社ノベル大賞に応募して、その足で北海道行きました。
帰って就職して忙しくしてたら集英社から電話かかってきて、それが集英社ノベル大賞の最終選考通過の知らせでした。
取れると思いました。
これはね、小説の神様の悪戯だと。あまりに私が神様を呪ったので、神様が焦って持ってきたものだと思いました。そして受賞しました。
それから少女小説一本でやってきたのですが、
時々ふっと、あのとき現代で受賞していたらと考えます。
私は潰れていたかもしれません。一線の一般小説でやっていくだけの技量はあのときの私にはなかった。受賞者を育てるという意識のあるコバルトだからやってこれたのだと思います。
それでもね。行かなかった道の先に何があったのだろうと考える。
確かなのは、あちらの道へ行っていたらヴィクロテは生まれていなかった。戦友のような少女小説家の友人、宝物である読者たちと出会えていなかったということです。
2002年に新人賞を取れなかった私が、2021年に小説現代に小説を載せることができました。
嬉しいです。書き続けて良かったです。
なんだか憑き物が落ちたようで、以前より力を抜いて書けるような気がしています。
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