重版出来2016/06/21 14:27



「幸せ戦争」が、集英社の夏のフェアに入りました。
というやつです。

増刷もかかりました。
知らせを受けたとき、じゅじゅじゅ重版!?って感じだった。
嬉しいです。

幸せ戦争を書いたのは去年の夏です。
本になるかなぁ、とまずそこから始まりました。
ある程度書いても、見せる勇気が出なくてね。
ならなかったらならなかったで……いやよくないよ!どうするんだよ私、みたいな。
でも書きたかった、っていうか、書き始めてしまった主婦の話。
担当編集の方と、モデルになった住宅地を延々と歩きながら打ち合わせをしました。
荒削りだと思いますが、創作欲の赴くままって感じで、感慨がある話です。

そして、
「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」
も、増刷のお知らせが来ました。
まままマジですか!?って地の文で叫んだ。
これも私の中では不思議な本。
書き上げたあとの満足感があって、幸せ戦争からの流れもあって、ああ私、なんか脱したかなと思った。
作家の友達と会って、次OLさんなんだよね?よかったよねえ青木さんOL小説書きたがってたもんね、ってしみじみ言われて、そうだったんだよなあと思った。
これはたぶん、続き書きます。
天天コーポレーションは派手じゃないけどいい会社。
タイトルはオレンジ文庫の編集部、集英社の販売部がつけてくれました。
多数決とったんだって;
全部ひっくるめて、大事にしたいと思っています。


ちなみに私は、会社員時代、ある社団法人支部の経理事務の担当で、毎月、貸借対照表と損益計算書を書いていました。
引き継いだときは手書き、手計算だったので、一円単位で合わなくて半泣きになってましたが、
自分でエクセルで入力フォーム作って、そのあとは楽でした。
今もあのエクセル使われていたりして。
当時の経理部の人にはお世話になりました。

迷い道が糧になるのが小説家という仕事のいいところです。

画像はナツイチフェアの特典のしおりです。
普段はびろんと丸まってて、腕輪みたいになる。けっこう面白いです。

みなさま、ありがとうございました。
これからも頑張ります。もちろん少女小説も書きますよ。ヴィクロテ愛しています。
よろしくお願いします。

「クリムゾン・パーク」2016/06/22 21:53

絶対に気に入ると思うと言われて、観てみました。
ヴィクトリア朝末期、怪しい姉弟とともに、「紅の丘」の朽ちた城閉じ込められる少女。
弟は発明家で、掘削機で土を掘ってる。
好きすぎる。何もかもすごく綺麗。特に色が。


前半のアメリカの部分は太陽のゴールド、
後半のお城の部分は闇のブラック、
そして、ふたつをつなぐのが赤。

だそうです。

パンズ・ラビリンスのときはそんなふうに思わなかったんだけど、デルトロ監督の映画は好きです。
途中で、主人公に恋する医者が、パシフィック・リムのローリーであることに気づいて、
ああここにイエーガーがあれば!
ってついつい思ってしまうのが邪魔でした。

重版出来その22016/06/30 17:40

販売!即重版

宣伝材料ちらしが来ました。
このほかに、本の間にはさむのもあります。

森若さんありがとう~これからも頑張ろうね~と、想像の中でワシワシしていやがられています。