あけましておめでとうございます ― 2018/01/01 22:09

今年は去年より頑張りたいです。
しばらく仕事に関しては自分を甘やかしてきました。
一時期、いろいろ考えるのが嫌になってしまって。
デビュー前に趣味で書いていた頃のように、思いついたものを好きなように書きたかったのです。
森若さんに重版がかかったので結果オーライなのですが、プロの仕事としてはわがままだったと思います。
集英社は懐が広い。許してくれた担当編集さんに感謝しています。
とはいえまだ不調を引きずっていて、ふわふわしているというか、軸足が定まっていない感じがあります。
脱する気配はあるので、その感じを大事にしたい。
森若さんを書いていると、なにやら懐かしいです。キャラクターが血肉を持ち始めたような。
そのうち、脇の子たちのサイドストーリーを書きたいです。変な子に見えるけど、あの子にもあの子にも、いろんな事情があるのです。
しばらくは森若さんを中心にして、
様子をみて、他の仕事にもチャレンジしたいと思います。
近年の目標としては、短編連作でない長編を一本書きたいです。
無理をせず頑張ります。
本年もよろしくお願いいたします。
「幸せ戦争」が東武ブックスのフェアになっています ― 2018/01/11 22:27


「嘘つき女さくらちゃんの告白」が最終選考に選ばれておりました ― 2018/01/21 22:46
「嘘つき女さくらちゃんの告白」が、2017年本の雑誌、オリジナル文庫大賞の、最終選考6作に選ばれていました。
まったく気づかなかったです。びっくりしました。
北上次郎先生はじめ、推薦者の方、ありがとうございました。
いちおう、最終候補作を挙げておきます。
この中から、コバルトの先輩作家でお友達でもある須賀しのぶ先生と、辻真先先生が選ばれました。
辻真先先生ってあの!って少し嬉しかった。「名犬ルパン」が好きだったのですよね。ルパン三世やサザエさん等の脚本もされていた方ですが、85歳でご健筆です。
年齢も年次も有名無名もその他スペックも関係なく、作品で戦えるところ、小説の世界は公平です。そして息が長い。こういう場所に身をおけてよかったと思います。
さくらちゃんはね、
これを書いたときは森若さんの調子が良かったので、ちょっと考えたんですよね。この際、集英社文庫でもOL小説を極めようかなとか。
虚言癖の人の話はずっと書いてみたかったので、もうちょっと温めようかなとか。
でも、そういうことやってたらいつまでも書けないからね。
未成熟だろうとなんだろうと、書きたいと思ったらそのとき書いておくに限る。と最近、考えるようになりました。
もちろん森若さんも書きますよ。あの小説もまた、ずっと書きたかったものなのです。
今後、北上先生、ほかの方たちに、青木が成長したと言っていただけるように頑張りたいと思います。
〈最終候補作〉
①『異境の水都』森岡浩之(徳間文庫)
②『嘘つき女さくらちゃんの告白』青木祐子(集英社文庫)
③『最良の嘘の最後のひと言』河野裕(創元推理文庫)
④『義経号、北溟を疾る』辻真先(徳間文庫)
⑤『からくり亭の推し理』倉阪鬼一郎(幻冬舎文庫)
⑥『夏の祈りは』須賀しのぶ(新潮文庫)
http://www.webdoku.jp/shoten/special/cat349/2017/1206_172819.html
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