「風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室」 ― 2015/04/17 17:27

求めるものは極上のバスタイム!
いつのまにか本日発売です。
集英社オレンジ文庫です。
以前のブログにも書きましたが、テーマは
OL × 風呂
好きなものふたつ、小説にしてみました。
働く女の子。
ずっと、OLさんを書きたかったんですよ。
別にかっこいい仕事でなくて、あくまで給料分の労働を果たして、でも、だからといってイヤイヤ仕事しているわけでもなく、プライベートもそれなりに楽しみつつ、こんなんでいいのかなぁ、なんて悩んじゃっているような子。
昔の私がそうだったので。
で、せっかくオレンジ文庫で書けるなら、
主人公はOLで! とそれだけは決めていたんです。
そこからどうして風呂になるのか?
というのはまた紆余曲折あるんだけれど。
入浴剤の開発、っていうのは、社会人になってから知った、私の憧れの会社だったんです。
何が憧れって、
「毎日風呂に入るのが仕事!」
ってところ。
昔(デビュー前ね)、テレビで、浴槽がずらーっと並んだ研究室を見たことがあったんだけど、それみたとき、心から思ったもん。こんないい仕事があるなら、私もここに入社すればよかった!って。
まあ、そこからずっと私の憧れの会社だったわけですが。
ていうか、研究室に入る人は超理系なので、私には無理だということもすぐにわかったわけですが。
雑談でその話をしたとき、編集さんが3人いたのですが、
3人ともなぜか、食いつきました。
で、書くことになったのが、
「風呂ソムリエ」です。
ひょうたんから駒よ。
基本はラブコメです!
会社って、トップクラスはシリアスだけど、
末端はわりとコメディなんじゃないかと思います。
なんにせよ門外漢なので、ちょっとてこずりました。
素敵なイエローのイラストは、cakeさんです!
カラフル湯船、すごくかわいい。
短編の扉に、お風呂グッズとかもあるんだけど、それもいいのですよ。
現在、発売中です。
よろしくお願いいたします。
コメント
_ 幽霊少女 ― 2015/04/27 02:11
_ 祐子 ― 2015/05/13 21:57
お返事遅くなってすみません!
そう、やっと文庫なのですよ。本にできてほっとしています。
幽霊少女さんは、まさにI県から通ってらっしゃるOLさんでしたよね^^
現代ものは久しぶりなのですが、ガチお仕事ものにすべきか、女子の友情ものにすべきか、ラブコメにすべきかけっこう迷って、書きあがったものを全没にして書き直してたりしてたので、時間がかかってしまいました。
ゆいみと由香さんが人気なようで以外です。会社ものは取材の難しさもありますし、私にとっても、いろいろと考えさせられる話でした。
挿絵はセカイメグル先生のかわいいイラストで再生していただけると幸いです。
高志君については、けっこう裏設定があります。主役でも書けるくらいで、筆が滑りすぎました。筆が滑るくらいのほうが、キャラとしてはなぜか生きます。
薔薇園もモデルがありますよ。
コバルト違って間が空きますが、続きを書きたいと思っています。
今はいろいろなものにチャレンジしようと思っているのですが、コバルト文庫はやはり私の母体なので。
のんびりと待っていただけると嬉しいです。
_ 幽霊少女 ― 2015/05/14 02:16
覚えていてくださったようで、嬉しいです。
(OLって響き、言われ慣れないのでむず痒いですが)
以前のコメント以降、派遣の職場が集英社さんのある一ツ橋界隈に移ったので、この作品には変な縁を感じながら、未だ絶賛I県から通勤中です。
そちらは置いておいて、現代、特に会社モノは執筆も難しいご様子ですが、また続きもお書きになられるようですので、首を長くして待たせて頂きます。
そして、高志君、裏設定がそんなに…ということを知り、雑誌掲載版の時は名前と風呂嫌いくらいの情報量だったものが、今回、一気に情報量が増えていた事にも納得しつつ、続きで色々明かされる事もあわせて期待しています。
また、今回、薔薇園絡みでひとつ、盛大な思い違いをしていたので、是非書かせて頂きたく。
デビュタントという薔薇、実際にあるのですね。
てっきり、びくろての薔薇のデビュタントにちなんだ創作モノなのかな、ここで絡めてきたかー、と勝手に思い違いをしていたので、認識を改めました。
それでは、また次回作、先生の仰るとおりのんびり待たせて頂きます。
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以前、雑誌コバルトの読み切りで掲載された際にコメントで「単行本化が見たい」と書かせて頂きましたが…
初オレンジ文庫&単行本化おめでとうございます。
ちょうどバスクリン、りんごの香りで、風呂ソムリエ気分に浸っていた頃、発売の情報を知ったので、心待ちにしていました。
内容は以前の読み切り+その続きということで、楽しく読ませて頂きました。
以前の感想で書かせて頂いた由香さんの後日談というか画策女の話もあり、ゆいみ、美月がそれぞれの相手とくっつくまで読めたので大満足です。
唯一気になったのは、今回オレンジということで挿絵がない!
なので、セカイメグル先生のイラストは脳内再生とさせて頂きつつ、コバルト版は要保存とさせて頂きます(笑)
ゆいみは高志と、美月は格馬と、うまい感じにまとまりましたね。
高志の風呂嫌いはどうしようもなさそうだったので、ゆいみ高志が元鞘に収まるのは予想外でしたが、高志側の考えが少し変わったようなので、嫌な所を我慢し続けて、いつか爆発とはならない事を祈っています。
残された謎…という程の事もないですが、冒頭の小枝子さん=格馬の昔のお手伝いさん、とお見受けしたので、さくらら市での再会エピソードを含めた続編も期待して…いいですよね?
あ、あと現役I県の住人として、薔薇園、スーパー銭湯を探しつつ、美月達の気分を満喫しようと画策しましたが、結構候補が多い…ので、色々回ってみようと思っています。
それでは、またゆいみ、美月に会えることを祈りつつ、次の作品も楽しみにしております。