コバルト短編公募の結果が出ました。2020/09/03 12:05


選考会は楽しかったです。編集者さん容赦ない。自分が新人だったころを思い出し、応募者側の立場になりそうになった。
そんなのわかってるよ、簡単にできれば苦労しないよ!みたいな。

まああれです、いろいろ考えて数回トライして書いてみて、それでも無理なら諦めることも肝心です。
私が、SFもファンタジーも壮大な歴史ロマンも大好きだけど私にはどうやら無理なんだ…と悟った時のように。
青木さんの女性キャラは強すぎる(おそらく性格が悪いというニュアンス)、もっと清く正しく可愛くしてくださいとオファーを受け、一生懸命可愛くしようと思ったけどついに可愛くならなかった時のように。
勝手にもがいて、もう売れなくていいから、強くて性格悪い女を思い切り書くわ!と書いたのが探偵貴族、幸せ戦争、さくらちゃん、森若さんです。
それで一定の評価を受けました。なんだ、これが私の持ち味だったんだ…と拍子抜けしました。

でもこれは私の話でね。人によって乗り越え方は違うんですよ。
選評にも書いたけど、欠点を潰していくってやり方より、美点はどこだろうと考えるほうがいいと思う。
もちろん本当に、ここは直した方がいいって箇所は誰にもあるけれども。それにしても、そうすることによって自分の持ち味を消すことにならないように。
批判されることを恐れないでください。講評というのはダメ出しだから怖いだろうけど、ダメを出されないことを目的にしてはならない。
欠点はないが、つまらない。って作品よりも、これは有り得ないだろー!と思いながらも面白い。みたいな作品を書くほうが伸びると思います。

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