バイクの話ついでに2012/11/03 21:05

10年前に、「あしたの城」ってところに泊まりました。

当時、ソロツーリングをするときは、泊まる場所を当日まで決めませんでした。
天気や体調で、走れる距離がわからないから。
だいたい私は、予定ってものに沿って動くのに向いてないのです。
予定を守らないから、ではなくて、予定をきっちりと守ることが最優先事項になってしまうから。
だから、人と一緒にいると、その人に予定を預けてしまって、自分はのらくらしてしまう。私と一緒に何かする人はいつもほんと、申し訳ないなと思います。
で、北海道へ行くときも、予定をたてませんでした。
適当に一周して帰ってこれればいいや、ってくらいで。
今思うと、宗谷まで行くなら、礼文島まで行けばよかったなあとか思う。ツメが甘い。


「あしたの城」はドミトリーの宿でした。
富良野から、稚内へ向かおうとする途中で泊まったような気がする。
私は、カルロス・リベラの部屋だった。
カルロスリベラかあー。
力石とはいわないけど、ホセ・メンドゥーサの部屋くらいには泊まりたかったなー。
この微妙さ、実に私らしいなとか思いながら、名物のミルク鍋を食べたのでした。10年前の夏。
この二か月後に、コバルトノベル大賞の最終選考に残りました、って電話を受けることになるとはつゆ知らず。
出したことすら忘れてました。
受賞したら忙しくて、長期ツーリングができなくなってしまったので、このとき北海道に行っておいてよかった、と思います。
まあ、そろそろバイクから降りる時期だったのです。

卒業前夜……じゃなくて、入学前夜、ってやつだったんだな、今思うと。

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