----------------------------------------------------------
集英社文庫です。本日発売です。
主人公は主婦です。アラフォー子持ちです。
特別じゃない普通の女性が、日常生活の中でもがく話。
そして逃げる男。
お話をいただいたときに個人的に、普通の主婦の方々に対して、「みんな戦ってんなあ」と思うことがあって。
政治の世界で、外交は戦いだ!って言うでしょ。表ではニコニコと手を握り合い、テーブルの下で足を蹴りあう。そういう戦い。
編集さんに、「これって幸せ戦争だなあと思うんですよ」といったら、「それいいですね!」って言われて、そのあたりが源です。
OLさんでも高校生の話でもよかったんですが、そっちはオレンジ文庫で書けるようになったので。
時代小説のときもそうでしたが、別なのを書いてみたかったのです。
評論家の大矢博子様が解説してくださっています。
読んでガシっと手を握りたくなった。そうなのよー。すごく嬉しいです。
三省堂書店様、さわや書店フェザン店様、文教堂書店浜松店様、
戸田書店静岡本店、喜久屋書店阿倍野店様。
ほか感想挙げてくださった書店様。ありがとうございます。
カバーはイラストではなく、造形作家の金沢和寛さんの作品を写真で撮ったものです。
四軒のそれぞれの家になっています。
かわいくて大好き。これ以外にも初期の造形物とか、サンプル案の画像をいただいているのですが、それもすごくいいんです。お見せできないのが残念です。
あとこれ、わたしの50冊目の本になります。
わたしはこういう数字にけっこうこだわっちゃうんですが(なのでヴィクロテはもう1冊書きたい)、案外みんな気にされていないようで。
去年の仲良し作家さんの忘年会で、「50冊目なんだよ!」って揚々と言ったら、「え、まだ?もっといってるかと思った」って言われてズコーという感じでした。みんな凄いなあ。
これからの目標は目の前の一作です。ずっとそれでいきたい。
いろいろ書いてしまいましたが。
よろしくお願いいたします。
最近のコメント