コールドスポット2016/02/01 10:47

やっと「あとは書くだけ」ってところまで来たので、鋭意外仕事。

のつもりが、風邪ひきました。

いつものカフェに行って、けっこう混んでるのに窓際の席が空いてたのでラッキーと思って書いてたら、
ふと気づくと指が痺れて、全身がガタガタ震えてるの。

そこは片面全部がガラス。ガラスにはびっしりと結露。
いつのまにか、屋外か!っていう寒さになってて、仕事の調子がよかったのでまったく気づかなかったのでした。

ほぼ屋外でコートを着ないで2時間も座っていれば風邪ひくよ。

うう、ラッキーだと思ったのについてない……と呟いてからハッとして、
もしかしてあの席、みんな避けてた? 空いてたのは最初からあのお店のコールドスポットだったから? と気づきました。

そういうことだろ。

って、どぶろっくかー!いやどぶろっく好きですけど。

しかしみんな、そういうことによく気づくなあ。店に入ったとたん、あの席は除外、というセンサーが働くんだろうか。

雑誌コバルトがwebになります2016/02/01 11:35

コバルトの雑誌の紙版が廃刊になり、webに移行することになったようです。

正直、ショックですT_T

雑誌、好きだったのになあ。
文庫はシリーズ中心だったけど、雑誌にはいろんなのを書かせていただきました。
雑誌の仕事をいただいて、シリーズかまったく別の読み切りか、どっちでもいいですよと言われると、迷わず別なやつと答えてた。

私の中で、分岐点になったのもありました。
ヴィクロテを書く寸前に書いた、「ごめんねって言わせて」っていう、現代ものの短編小説です。
そのほかにも、旅行帰りの勢いで書いたワーズワースとか、フランスのダメ男の話とかね。雑誌じゃなきゃ書けないものもたくさんありました。


寂しいですが、webでは継続しますので。
しかも無料。たぶん。
私も落ち着いたら書きたいと思っています。
今後とも、よろしくお願いします。

姫路へ行ってまいりました2016/02/18 21:30



大阪へ行く用事があったので、足をのばして姫路城へ行ってまいりました。
前に近くへ行く機会があったときは入れなくて、ずっと行ってみたかったんです。
意外と遠かった。
関西からちょっと足をのばしたくらいというイメージだったのですが、思いのほか中国より。
黒田官兵衛が大好きだったので、おお……と想っていたのですが、このお城を建てたのは池田輝政で、官兵衛のときはこのお城じゃなかったとか。そういえばテレビでも平屋っぽかったですね。
余談ですが、私の中で官兵衛はもはや岡田准一で固まっています。

思った以上に大きくて美しく、堅牢でした。
秀頼と引き離されたあとの千姫のロマンスなんかもあってね。
こんなに美麗なのにめちゃめちゃ強くて、そのうえ繊細とは。たまらん。

石垣。
そこかしこに石垣。漆喰と石垣。
がっちり守られてます。



天守閣から見た景色。
道の向こうが姫路駅です。まーっすぐのつきあたり。
町のアイコンです。駅から見ると、お城が一段高く浮き上がっているようです。
改修したとき、漆喰の壁、瓦、この鯱(でいいのかな)はすべて、新しいもので葺き替えたそうですよ。
強化しただけかと思っていたので意外でした。
もちろん前のものを子細に調べて、成分の近いものを、現在のトップクラスの職人さんの手によって、寸分たがわず作ったのでしょう。
お城の中は昔のままです。

帰りの新幹線から見えた富士山。
天気がよくて幸いでした。

おまけ。
姫路城の猫。
野良猫がけっこういたんだけど、みんな耳が切ってあるので避妊済みなんだと思う。
何気なく撮ってあとから見たらポーズがかわいかった。


けっこう駆け足だったんだけど、姫路よかったです。
あいかわらず、関西のたこ焼きはおいしかった。

今度は熊本城に行きたいなあ。

「幸せ戦争」が発売になりました2016/02/19 21:06



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集英社文庫です。本日発売です。

主人公は主婦です。アラフォー子持ちです。
特別じゃない普通の女性が、日常生活の中でもがく話。
そして逃げる男。

お話をいただいたときに個人的に、普通の主婦の方々に対して、「みんな戦ってんなあ」と思うことがあって。
政治の世界で、外交は戦いだ!って言うでしょ。表ではニコニコと手を握り合い、テーブルの下で足を蹴りあう。そういう戦い。
編集さんに、「これって幸せ戦争だなあと思うんですよ」といったら、「それいいですね!」って言われて、そのあたりが源です。
OLさんでも高校生の話でもよかったんですが、そっちはオレンジ文庫で書けるようになったので。
時代小説のときもそうでしたが、別なのを書いてみたかったのです。

評論家の大矢博子様が解説してくださっています。
読んでガシっと手を握りたくなった。そうなのよー。すごく嬉しいです。

三省堂書店様、さわや書店フェザン店様、文教堂書店浜松店様、
戸田書店静岡本店、喜久屋書店阿倍野店様。
ほか感想挙げてくださった書店様。ありがとうございます。

カバーはイラストではなく、造形作家の金沢和寛さんの作品を写真で撮ったものです。
四軒のそれぞれの家になっています。
かわいくて大好き。これ以外にも初期の造形物とか、サンプル案の画像をいただいているのですが、それもすごくいいんです。お見せできないのが残念です。


あとこれ、わたしの50冊目の本になります。
わたしはこういう数字にけっこうこだわっちゃうんですが(なのでヴィクロテはもう1冊書きたい)、案外みんな気にされていないようで。
去年の仲良し作家さんの忘年会で、「50冊目なんだよ!」って揚々と言ったら、「え、まだ?もっといってるかと思った」って言われてズコーという感じでした。みんな凄いなあ。
これからの目標は目の前の一作です。ずっとそれでいきたい。

いろいろ書いてしまいましたが。
よろしくお願いいたします。

50冊目記念に2016/02/28 22:09



50冊目記念にいただきました*^_^*
紅白タオルなんだけど、ラッピングが素敵で、ほどいて使えない。
写真に撮って残します。


一緒にもらった、炭のチョコレート。
靴の中にいれて脱臭剤にするやつです。食べられないけど形がチョコレートそっくりでおいしそう。
これもかわいくて使えませんよー。