二重螺旋の恋人2020/03/20 10:01

オゾン監督は変な監督だなあ。
心の中に何か住まわせているんだろうな。
心の中に棲んでる変なものを形にするのが、「表現」てやつなのかしら。
こういうのがあるけれども表現する手段をもたない人はどうするのかな。

ローリー2019/10/28 09:39

久しぶりにパシリムを見ているんだが、やっぱりローリーが好きすぎる。

まっすぐで無謀で賢くて強い。複雑だけど恥じるところはない。ロボットものの主人公にふさわしい純粋さ。

「何が問題なのか、話してくれないか?」
悩む女性へ向かって、ほのめかすでも探るでもなく聞く。ストレートな優しさ。

パシフィック・リム1は、やろうと思えばシリーズにもなるくらい濃いけど、最初の15分で最終話の前話までを全部やっちゃっています。
チャーリー・ハナムの都合がついたら、もうちょっと作って欲しいなあ。
パシリムのファンは多いけど、キャラクターとしてのローリーの素晴らしさはあまり語られないんだよね。
複雑で魅力的な男です。

昔の話でもいいよ。なんなら私が書くよ……要らんだろうけど……。

「溺れるナイフ」2019/09/18 14:31

観ました。

よかったです。
みんなよかった。重岡大毅さんがよかった。
聖と俗、都会と地方、いろんなものを対照的に描く映画であったと思うのですが、重岡さんはかっこ悪くて優しい、現実の象徴であるかのような。
彼がいたことでバランスが取れていた映画だと思う。

あと、「だから私は推しました」も観ました。
よかった!好きな作りの話です。うずうずして何か書きたくなります。

阿部真央さんのライブに行ってきました2019/09/03 18:25

阿部真央さんのライブに行って来ました。
歌がうまくて気持ちがよかった。曲も詞も声もよくて、可愛くて、普通にファンになってしまいました。

「どうしますか、あなたなら」を、森若さんと歌ってくださって、泣きそうになりました。

終わったあとでご挨拶させていただいたのですが、人柄も素敵な方でした。そして美人。
阿部真央さんは森若さんを全巻読んでくださったそうです。
しかもけっこう読み込んでいる。物語へのリスペクトもあって嬉しかったです。

イアゴー2019/07/11 21:35

イアゴーというのは、シェイクスピアの名作「オセロー」の登場人物のひとりです。

悲劇ですが、サスペンスと言ってもいいと思う。
英雄で完璧な人物でありながらコンプレックスを持っているオセロー、その妻で可憐なデステモーナ。
オセローの部下のイアゴーはオセローを憎み、彼を巧みに刺激して崩壊させ、デステモーナへの疑いを募らせる。
3人の関係がアンバランス。アンバランスをコントロールしているのがイアゴーです。


完璧な人間、誰からも好かれる人格者オセローをただひとり、憎む男。
憎む理由もよくわからない、でも憎い。憎しみに全精力を注いでいる。哀れで魅力的な男です。


舞台のパンフレットを見たら2007年でした。
オセローは吉田鋼太郎、デステモーナは蒼井優、イアゴーは高橋洋。演出は蜷川幸雄。
舞台があけたらイアゴーがしゃがんでいて、ささやき声の独白が始まるんですが、その声がとても不穏で震えた。
三人とも完璧でした。イアゴーはすばらしかった。もう一回同じキャストで観たいです。

と、ここまでが前置き。


そのイアゴー=高橋洋さんがですね、
「これは経費で落ちません!」のドラマに出るんですよ。
鎌本です。
イアゴーが……鎌本……。
なんか私どうしたらいいの。


この他にも高橋洋さんは、ロミオとジュリエットでマキューシオをやったり、間違いの喜劇でキーパーソンの従者をやったりして、蜷川幸雄の舞台のファンとしてはドキドキする実力派の役者さんなんです。

これは経費で落ちません!の10分PR番組にも出てました。
ささやき声のセクシーな男がネクタイしめて、部長におべんちゃらを使っていた。
嗚呼イアゴー。シリアスもコメディもいける。

どこかで書いておきたかったので書いておきます。
山崎さんが仮面ライダーWの左翔太郎、桐山漣さんだと聞いたのと同時だったので
なんて営業部だよ!おまえの罪を数えろ!とびっくりした覚えがあります。
ドラマになるというのは、たくさんの人と関わるということで、思わぬところでいろんな感情が出てくるものですね。

とても楽しみです。
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小説家 青木祐子のお仕事と日常

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お仕事


2021年のお仕事

□小説現代3月号 
コーチ! はげまし屋 立花ことりのクライアントファイル

■3月発売。講談社文庫
コーチ! はげまし屋 立花ことりのクライアントファイル

画:丹地陽子 様

■4月25日発売。集英社オレンジ文庫
これは経費で落ちません! 〜経理部の森若さん〜8

画:uki 様

■5月発売。集英社オレンジ文庫 単行本
レンタルフレンド

画:げみ 様

□8月発売。STORY BOX
派遣社員あすみの家計簿2 残業と洗濯機

画:uki 様

■9月発売。小学館キャラブン!
派遣社員あすみの家計簿2

画:uki 様



■これまでのお仕事

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青木祐子

2002年、「ぼくのズーマー」で集英社ノベル大賞受賞。
現在は、集英社オレンジ文庫、集英社文庫を中心に書いています。
公益社団法人 日本文藝家協会会員。

◆コバルト文庫「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」(略称ヴィクロテ)全29巻完結。
◆ヴィクロテは、読売新聞社主催の「SUGOI JAPAN AWARD2015」ライトノベル部門において、ベスト50に選出されました。

◆「嘘つき女さくらちゃんの告白」が、2017年本の雑誌、オリジナル文庫大賞の、最終選考6作に選ばれました。

◆「これは経費で落ちません!」2019年7月よりNHKドラマ10にて、ドラマ放映。全10回。主演:多部未華子、重岡大毅 (敬称略)

◆「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」シリーズ7巻発売中。

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