BGV2011/01/11 11:48

テレビは見ないのですが、適当な映像を流しながら書くときがあります。
観たことがある映画を字幕なしで流したり。

この「マナーハウス」っていうのは、現代の英国で人が、100年前の使用人になりきって90日をカントリーハウスで過ごす、っていうドキュメンタリーです。
執事のミスターエドガー、渋いです。
従僕のかっこよさは筆舌につくしがたい(つくしなさい)。
末端のメイドも主張があってかわいい。
冗談じゃなく、超真面目。コスプレ感なし。
衣装や調度品も昔のままなんですよ。電話とかも。冷蔵庫がないので大きな氷で食べ物を冷やしたりする。

人は環境っていうものに思った以上に左右されるものだと思います。
とくに、「仕えるもの・仕えられるもの」、つまり、「支配・被支配」っていう環境は、あっというまに浸透するものだなと。
マナーハウスだから優雅だけど、よくよく考えるとちょっと怖い。

これが出た当時、会う人に、「あれどうだった?」と聞かれました。
聞くまでもなく私は見ているものだという前提だというね。
日本じゃ英語版が先に出て日本語が遅れたため、両方持ってます。

最近はあまり資料チェックもしないのですが、たまに「世界ふしぎ発見」あたりで珍しい取材があったりするので、油断なりません。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

<< 2011/01 >>
01
02 03 04 05 06 07 08
09 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

このブログについて

小説家 青木祐子のお仕事と日常

青木祐子が個人で執筆・管理しているブログです。
すべての文章の著作権は作者にあります。コピペはお控えください。

たまに小説や、小説の断片などを期間限定で載せることがあります。

コメントは確認後に公開する設定になっていますが、原則公開します。
非公開希望の方は、非公開でとお書きください。
よろしくお願いします。

お仕事


2021年のお仕事

□小説現代3月号 
コーチ! はげまし屋 立花ことりのクライアントファイル

■3月発売。講談社文庫
コーチ! はげまし屋 立花ことりのクライアントファイル

画:丹地陽子 様

■4月25日発売。集英社オレンジ文庫
これは経費で落ちません! 〜経理部の森若さん〜8

画:uki 様

■5月発売。集英社オレンジ文庫 単行本
レンタルフレンド

画:げみ 様

□8月発売。STORY BOX
派遣社員あすみの家計簿2 残業と洗濯機

画:uki 様

■9月発売。小学館キャラブン!
派遣社員あすみの家計簿2

画:uki 様



■これまでのお仕事

profile

青木祐子

2002年、「ぼくのズーマー」で集英社ノベル大賞受賞。
現在は、集英社オレンジ文庫、集英社文庫を中心に書いています。
公益社団法人 日本文藝家協会会員。

◆コバルト文庫「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」(略称ヴィクロテ)全29巻完結。
◆ヴィクロテは、読売新聞社主催の「SUGOI JAPAN AWARD2015」ライトノベル部門において、ベスト50に選出されました。

◆「嘘つき女さくらちゃんの告白」が、2017年本の雑誌、オリジナル文庫大賞の、最終選考6作に選ばれました。

◆「これは経費で落ちません!」2019年7月よりNHKドラマ10にて、ドラマ放映。全10回。主演:多部未華子、重岡大毅 (敬称略)

◆「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」シリーズ7巻発売中。

連絡は、最新の記事のコメントでお願いします。
私信のコメントは非公開にします。返信先をお書きください。
現在、「女性会社員を主人公にしたお仕事小説」の新しいご依頼をお断りさせていただいています。ご了承ください。

RSS