ドラマ第8話「嘘つきとノベルティの巻」2019/09/14 21:03

面白かったです!
今回からドラマのオリジナルの展開が多くなってきます。
外からの目で観られるので楽しいです。

モチーフとなっているエピソードは、小説第4巻の第3話「本命は落ちません、義理なら落ちます」、第5巻第1話「初恋アレッサンドロ」、第6巻第3話「恋愛ってコスパが悪いんだよな」です。
テーマはコスパです。なるほどと思いました!


今回から登場するのが社長の息子にして専務、円城格馬。橋本淳さんです。
いやもう嬉しかった。格馬も複雑な性格な男なのです。
あと樹菜。筧美和子さんはどこか儚いところがあります。絵にかいたような嫌な女なんだけど、わかっていても騙されに行ってしまいたくなる。観ていて不思議な気持ちになりました。
アレッサンドロも出てきました。0,1gの誤算という本物のヴィジュアル系バンドです。曲もかかっていて良かったです。

真夕ちゃんがバンギャルだという設定は1巻からあります。
真夕ちゃんの明るさ、ウサギを追わずにいられるスルー力は、会社以外の軸足を持っているからこそです。
会社とは働いた分のお金を貰うところで、それ以上でも以下でもない。楽しみや生きがいは別のところにある。森若さんの考えとも一致しています。


あと、高橋洋さんに少し見せ場があって嬉しかったです。かっこよかった。かっこよかったですと言ってあげる千晶ちゃんもよかった。


ドラマはあと残すところ2回です。
どうやって着地するか、楽しみにしていただければと思います。

コメント

_ マーク ― 2019/09/14 23:44

8話を拝見しました。先生はオリジナルな展開と仰っている一方で、
小説の世界と少しずつ人物像が変わってきていますので、
両者を独立した存在としてみると、こういう解釈もあるのかと
別な気づきがあります。

専務が数字しか判断基準にしていないことでゆうさんは何かを見抜いた
表情のように見えたのが印象的でした。
森若さん達が改善策を作成していましたが、経理の仕事をしていく上で、
これが一番の存在意義だと日頃から感じていますので、それを
森若さん達が肯定してくれたと、とても嬉しい思いでした。
専務のいう改革という気持ちも分からなくはないですが、
天天コーポレーションのビジネスをもっと大きくする、強くすることを
目的とした改革を考えてほしいと思います。

_ 祐子 ― 2019/09/15 21:16

マークさん、こんにちは!
いつもありがとうございます。

今回は含みのある回だったように思います。
ゆうさんは公平な人ですが、一方で非倫理的なこともしてしまう。人の感情は簡単に割り切れないですね。
古い部長たちと、新しい専務。どちらが正しいかもわかりません。
小説では森若さんは、正しい悪いという判断でなく、別の基準で自分のなすべきことを決めるわけですが。
あと2話を楽しみにしていただければと思います。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

<< 2019/09 >>
01 02 03 04 05 06 07
08 09 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

このブログについて

小説家 青木祐子のお仕事と日常

青木祐子が個人で執筆・管理しているブログです。
すべての文章の著作権は作者にあります。コピペはお控えください。

たまに小説や、小説の断片などを期間限定で載せることがあります。

コメントは確認後に公開する設定になっていますが、原則公開します。
非公開希望の方は、非公開でとお書きください。
よろしくお願いします。

お仕事


2021年のお仕事

□小説現代3月号 
コーチ! はげまし屋 立花ことりのクライアントファイル

■3月発売。講談社文庫
コーチ! はげまし屋 立花ことりのクライアントファイル

画:丹地陽子 様

■4月25日発売。集英社オレンジ文庫
これは経費で落ちません! 〜経理部の森若さん〜8

画:uki 様

■5月発売。集英社オレンジ文庫 単行本
レンタルフレンド

画:げみ 様

□8月発売。STORY BOX
派遣社員あすみの家計簿2 残業と洗濯機

画:uki 様

■9月発売。小学館キャラブン!
派遣社員あすみの家計簿2

画:uki 様



■これまでのお仕事

profile

青木祐子

2002年、「ぼくのズーマー」で集英社ノベル大賞受賞。
現在は、集英社オレンジ文庫、集英社文庫を中心に書いています。
公益社団法人 日本文藝家協会会員。

◆コバルト文庫「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」(略称ヴィクロテ)全29巻完結。
◆ヴィクロテは、読売新聞社主催の「SUGOI JAPAN AWARD2015」ライトノベル部門において、ベスト50に選出されました。

◆「嘘つき女さくらちゃんの告白」が、2017年本の雑誌、オリジナル文庫大賞の、最終選考6作に選ばれました。

◆「これは経費で落ちません!」2019年7月よりNHKドラマ10にて、ドラマ放映。全10回。主演:多部未華子、重岡大毅 (敬称略)

◆「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」シリーズ7巻発売中。

連絡は、最新の記事のコメントでお願いします。
私信のコメントは非公開にします。返信先をお書きください。
現在、「女性会社員を主人公にしたお仕事小説」の新しいご依頼をお断りさせていただいています。ご了承ください。

RSS