コバルト短編公募の結果が出ました。2020/09/03 12:05


選考会は楽しかったです。編集者さん容赦ない。自分が新人だったころを思い出し、応募者側の立場になりそうになった。
そんなのわかってるよ、簡単にできれば苦労しないよ!みたいな。

まああれです、いろいろ考えて数回トライして書いてみて、それでも無理なら諦めることも肝心です。
私が、SFもファンタジーも壮大な歴史ロマンも大好きだけど私にはどうやら無理なんだ…と悟った時のように。
青木さんの女性キャラは強すぎる(おそらく性格が悪いというニュアンス)、もっと清く正しく可愛くしてくださいとオファーを受け、一生懸命可愛くしようと思ったけどついに可愛くならなかった時のように。
勝手にもがいて、もう売れなくていいから、強くて性格悪い女を思い切り書くわ!と書いたのが探偵貴族、幸せ戦争、さくらちゃん、森若さんです。
それで一定の評価を受けました。なんだ、これが私の持ち味だったんだ…と拍子抜けしました。

でもこれは私の話でね。人によって乗り越え方は違うんですよ。
選評にも書いたけど、欠点を潰していくってやり方より、美点はどこだろうと考えるほうがいいと思う。
もちろん本当に、ここは直した方がいいって箇所は誰にもあるけれども。それにしても、そうすることによって自分の持ち味を消すことにならないように。
批判されることを恐れないでください。講評というのはダメ出しだから怖いだろうけど、ダメを出されないことを目的にしてはならない。
欠点はないが、つまらない。って作品よりも、これは有り得ないだろー!と思いながらも面白い。みたいな作品を書くほうが伸びると思います。

「ミス・吸血鬼に幸いあれ」の解説を書きました2020/06/24 21:21

赤川次郎先生の小説「ミス・吸血鬼に幸いあれ」に解説を書きました。
人気シリーズ「吸血鬼はお年ごろ」の、集英社文庫での最新作です。

このシリーズを、というより赤川次郎先生の小説全般を高校生あたりで夢中で読んでいた身としては、大変嬉しい仕事でした。
自制したつもりでしたが、はしゃいでいます。お恥ずかしい。

集英社のナツイチもそろそろ始まっています。
「これは経費で落ちません!〜経理部の森若さん〜」が入っています。よまにゃも可愛い。よろしくお願いします。

高校生のための読書への招待 20202020/06/13 21:34

「高校生のための読書への招待 2020」にミニエッセイを書きました。
高校の図書室や図書館に置かれる無料の小冊子です。
みんな高校生だった!というテーマエッセイで、ほかに4人の文筆家の方が書かれています。

依頼をいただいたときは大丈夫かなと思いましたが、わりとすらすら書けました。
よく考えたらコバルト文庫で毎回あとがきを書いていたので、エッセイに慣れていたと言えなくもない。

最近、Twitterがわからないんだよね。流されそうになる。どうにかして流れの外側にいられないものか。などととぼんやりと考えています。

「これは経費で落ちません!7〜経理部の森若さん〜」2020/05/24 22:17

「これは経費で落ちません!7〜経験部の森若さん〜」発売中です。

ドラマになって一区切りがついたので、ここから先は長編のつもりで一気に書こうかな…などと思っていたのですが。
ドラマの評判がよかったこと、取材やロケハンが出来なくなったこと、私の心境の変化もあって、少し柔らかめな感じになりました。
森若さんも変わっていくようです。27歳と29歳だとね、仕事もプライベートも変わりますよね。

Twitterの方で、発売日に買いに行く!ってコメントをたくさんもらって嬉しかったなあ。シリーズものの醍醐味です。

よろしくお願いします。

短編小説を募集しています。2020/03/15 22:18

集英社コバルト文庫のWEBサイトで、短編小説を募集しています。
選者のひとりに私が入っています。
テーマは「がんばる女性 or がんばらない女性」。

http://cobalt.shueisha.co.jp/contents/work_hard_women/

テーマでキャラクターを指定しているみたいな感じになっていますが。
ここからどう解釈するかが人により違って面白いかなと思います。
ちなみに20枚というのは森若さんだったら1話の3分の一とか4分の1とかです。真夕ちゃんのエピローグが10〜20枚くらいかな。
さらっと書けるボリュームだと思うので、腕試しにどうぞ。

<応募資格>
年齢・性別・プロ/アマ不問
<応募内容>
趣味、仕事、恋愛、資格、etc……がんばるものもあればがんばらないものも、人それぞれ。何かにがんばる女性の話、とことん脱力系女性の話、がんばったりがんばらなかったりする女性が登場する短編小説。
<応募原稿>
400字詰め原稿用紙換算で、20~30枚。
<締め切り>5月6日
<応募方法>
WebマガジンCobaltの投稿フォームより、Web投稿のみ受付。
<入選>
* 賞金3万円
* ※入選作品はWebマガジンCobaltで公開されます。また公開に際して、内容や表現を一部変更していただく場合がございます。
<選考結果発表>
2020年8月予定。
本サイト上で発表します。
<ご注意>
* ・
他の文学賞等で選考中の作品、入選した作品を応募することはできません。
* ・
選考結果に関するお問い合わせには応じられません。
* ・
応募された方の個人情報は厳重に管理し、本企画遂行以外の目的に利用することはありません。
<著作権について>
* ・
応募作品の著作権は応募者に帰属します。
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応募は、第三者の著作権その他の権利を侵害したり、そのおそれがないと認められる作品に限ります。第三者から盗作等の指摘を受けた場合は、すべて応募者ご自身でご対応いただきます。
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応募作品が受賞した場合、受賞者は著作者人格権を行使しないものとし、集英社は受賞作品を誌面・電子書籍等に掲載するにあたって、その一部の変更をお願いする場合があります。
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集英社は、応募者から応募作品の出版・公衆送信及び二次的利用にかかる権利(著作権法第27条及び第28条に規定する権利を含む)の独占的な許諾を受けるものとします。(これにより集英社は、応募作品を期間の定めなく無償で利用できることとなります。)